トピックス 演奏家の人数は何人がベスト?演奏依頼をする際に知っておきたい、楽器編成について分かりやすく解説!

演奏家の人数は何人がベスト?演奏依頼をする際に知っておきたい、楽器編成について分かりやすく解説!

2024/09/04

音楽事務所のホームページを見ると、目にすることのある「楽器編成」の文字。
演奏依頼をしようと思っても、言葉の意味や適切な編成がよく分からず、諦めてしまったことがある人もいるかもしれません。

そこで今回は、数ある用語の中でも「楽器編成」に着目し、分かりやすく解説します!

楽器編成とはそもそもなんなのか、各シーンにはどんな編成が合うのかを紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

執筆者:福島 未貴

フリーランスのライター・トロンボーン奏者。 武蔵野音楽大学を卒業後、現在は記事執筆の傍ら演奏活動や音楽レッスンの仕事にも携わっています。 音楽を専門的に学び活動している演奏家ならではの視点から、音楽・演奏にまつわる情報をお届けします。

 

そもそも「楽器編成」ってなに?

ピアノの鍵盤とヴァイオリン

音楽にそれほど馴染みのない場合、そもそも「楽器編成」という言葉自体を初めて聞く人も多いことでしょう。

楽器編成とは、音楽を演奏する際の楽器の編成・組み合わせのこと。
どの楽器を組み合わせるか、何人の奏者で演奏するかによって、編成ごとに名前がついています。各編成ごとの名称については、このあと詳しく解説するので、参考にしてみてください。

人数や楽器の数が増えるごとに音色の種類が増え、演奏するパートもメロディだけでなく、伴奏や副旋律が加わり複雑になっていきます。

まずはココから押さえよう!演奏者の人数ごとの基本編成5種

オーケストラで弦楽器を演奏する女性

まずは、基本の編成について解説します。
演奏者の人数によって呼び方が変わるため、それぞれの名前の意味を理解しましょう。

以下の、基本の5つの編成について知っておくと、演奏依頼をする際にスムーズです。

編成

演奏者の人数(◯重奏)

ソロ

1人

デュオ

2人(二重奏)

トリオ

3人(三重奏)

カルテット(クァルテット)

4人(四重奏)

クインテット

5人(五重奏)

手狭な会場ではカルテット、クインテットなど人数の多い編成では演奏しづらく、逆に広い会場ではソロやデュオだと盛り上がりに欠ける印象があります。
演奏者の人数によって依頼料金は変動するため、どのくらいの予算があるかも、編成を選ぶ際の重要なポイントとなります。

また管楽器・弦楽器の場合は楽器の特性上ひとつの旋律しか奏でられず、基本的にはピアノなどの伴奏が必要です。そのため、最少人数でデュオからのスタートが一般的。

ソロ演奏に向いているのは、ピアノやオルガンなど、ひとりでメロディと伴奏を奏でられる楽器です。
弦楽器や管楽器の場合は「無伴奏」と呼ばれる伴奏なしの楽曲もあり、曲目によってはソロも可能ですが、華やかさには欠けるためパーティーシーンなどにはあまり向きません。

出張演奏にぴったり!スタンダードな楽器編成とおすすめのシーンを紹介

トルコキキョウとフルート・ピッコロ

楽器編成・組み合わせはいくつものパターンがありますが、今回はもっともスタンダードといえる楽器編成を4つご紹介します。
演奏依頼をする際、編成選びに迷ったらまずはこの中から選んでみてはいかがでしょうか。

結婚式や披露宴におすすめ!弦楽四重奏

弦楽器のみで構成される「弦楽四重奏」。優しく上品な音色に加え、見た目も優雅な印象があります。
クラシック音楽の中でももっともスタンダードといえる編成のひとつなので、対応できる楽曲も多いのがメリット。

ラグジュアリーな雰囲気もあり、結婚式や披露宴に特におすすめです。

弦楽四重奏の編成(計4️名)

・ヴァイオリン×2
・ヴィオラ
・チェロ

パーティーなどの華やかなシーンに◎ 金管五重奏

金管楽器のみで構成される「金管五重奏」
力強く華やかな音色が印象的であり、広い会場でのパーティー演奏や野外イベントにとても向いています。

きらびやかな楽器が揃っているため見た目にもインパクトがあり、コンサートホールでの演奏会にもピッタリです。

金管五重奏の編成(計5名)

・トランペット×2
・ホルン
・トロンボーン
・チューバ

ロビーコンサートにもぴったり!木管五重奏

木管楽器を中心に構成された「木管五重奏」。

編成名に「木管」とありますが、金管楽器であるホルンが加わっているのが大きな特徴です。
管楽器アンサンブルが盛んだった古典派の時代(18世紀頃)、ホルンは常に木管楽器と一緒に演奏をしていたことがルーツといわれています。

温かみのある柔らかい音色の編成なので、施設などでのイベント演奏やロビーコンサートにおすすめです。

木管五重奏の編成(計5名)

・フルート
・オーボエ
・クラリネット
・ファゴット
・ホルン

ポップスやJazzの演奏といえば!サクソフォン四重奏

4種のサクソフォンから成る「サクソフォン四重奏」。大きさは違うものの、すべて同じ「サクソフォン」という楽器で構成されています。

これまでに紹介した3つの編成とは違い、サクソフォン四重奏は楽器の種類が統一されていることから、音のブレンド感は抜群!

また、サクソフォンはクラシック音楽だけでなく、ポップスやJazzを演奏すると非常に映えるため、イベントの盛り上げには持ってこいの編成です。

サクソフォン四重奏の編成(4名)

・ソプラノサックス(※)
・アルトサックス
・テナーサックス
・バリトンサックス

(※)ソプラノサックスを使わず、アルトサックス2名とする場合もある。

でも、自分で楽器編成を選ぶのは難しそう…もっと簡単な方法はないの?

小編成オーケストラ

人数や楽器の種類による編成は理解できても、イベントの内容や雰囲気に合った編成を自分で選ぶのは、なかなか難しいもの。
予算をはじめさまざまな制約もある中、ベストな編成選びをするには……と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そんなときにおすすめしたいのが、LiveDeli。
LiveDeliなら予算や希望のイベントの内容に合わせて、適切な楽器編成の提案が可能です。

本記事で触れたスタンダードな編成以外にも、数種類の楽器の組み合わせによるオリジナリティあふれる編成での演奏もご提案させていただきます。

LiveDeliと一般的な音楽事務所の違い

LiveDeliには、音楽大学を卒業した実力のある若手アーティストが多数在籍。
楽器のジャンルや演奏シーンの幅が広く、あらゆるシーンに対応可能です。

これまでも、高齢者施設やイベント演奏、ホームパーティーなど、さまざまなシーンでの演奏実績があります。

「演奏依頼をしたいけど、ちょっとハードルが高い」と感じている人は、ぜひ一度お問い合わせください。

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