イベントを盛り上げたり雰囲気を作ったりするのに欠かせないのが、音楽。
BGMとして音楽を流したり、イベントの中のメインコンテンツとして取り入れたり、音楽はさまざまな役割を果たしてくれます。
音楽を取り入れる方法はCDやPCから音源を流すだけでなく、演奏者を呼んで生演奏をしたり、インターネットを利用して配信をおこなったりと、方法はさまざま。
そこで今回は、生演奏と音源・配信の違いや、生演奏ならでは魅力・メリットについて解説します。
「音源を使うか、生演奏にするか迷っている」というイベント担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:福島 未貴
フリーランスのライター・トロンボーン奏者。 武蔵野音楽大学を卒業後、現在は記事執筆の傍ら演奏活動や音楽レッスンの仕事にも携わっています。 音楽を専門的に学び活動している演奏家ならではの視点から、音楽・演奏にまつわる情報をお届けします。
生演奏のメリットとは?音源にはない、生演奏ならではの魅力について解説
インターネットが普及し多くのサービスが急速に広まる昨今、音楽を聴く方法はCDや配信サービス、YouTubeなど多岐に渡ります。
それぞれによさがありますが、なかでも根強い人気があるのが「生演奏」。
リアルタイムで、かつ目の前でハイクオリティなパフォーマンスが見られる生演奏は、気分が上がりますよね。
まずは、生演奏ならではの魅力について解説します。
演奏だけでなく、その場の空気や迫力を味わえる
生演奏の魅力は、なんといってもその場の空気を存分に味わえること。
演奏者の息遣いや緊張感などを直に感じることができ、迫力があります。
録音された音源には編集が入っており、良くも悪くもキレイにまとまった演奏となることが多いです。
しかし、生演奏の場合は、その日の盛り上がり具合や会場の雰囲気に応じて微妙に演奏のニュアンスが代わったり、音源にはないアレンジが入ったりすることも!
まさに「ライブ感」を楽しめるのが、生演奏の醍醐味といえます。
演奏者とのコミュニケーションを楽しめる
コンパクトな会場の場合はステージまでの距離が近く、パフォーマンスをより身近に感じることができます。
演奏者によっては、MCの際に近くの観客に声を掛けてくれたり、アイコンタクトを取ってくれたりと、ただ「演奏を聴く」だけでなく演奏者とコミュニケーションを取っている感覚を味わうことができるでしょう。
また、パフォーマンスの一環として演奏者からの呼びかけと、観客がそれに応える「コール&レスポンス」が起こることもあり、まるで自分も演者の一員になったかのような気分に浸れます。
間近で楽器を見られることも
小さめの会場だったり最前列の席に当たったりした場合には、楽器を間近で見られる可能性もあります。
プロが持つような本格的かつ高価な楽器を日常生活のなかで見かける機会は、なかなかありません。
テレビ番組やYouTubeなどでも楽器の様子をアップで見ることはできますが、実際に自分の目で生の楽器を見ることで、質感などもより具体的に知れるのが嬉しいポイントです。
しかし、どんなに近くで演奏してくれていたとしても、楽器に触れることはないように注意してくださいね。
ほかの観客との一体感が生まれる
生演奏のコンサートは、ステージにいる演奏者だけでなく会場のみんなで作っていくもの。
みんなで歌う、手拍子をするなど、会場での一体感を味わえるのは、生演奏ならではの魅力ですよね。
近年は高画質・高音質の配信ライブも人気を集めていますが、この盛り上がりは自宅での配信視聴ではなかなか味わえません。
最近よく聞く「配信コンサート」ってどうなの?配信コンサートのメリットと実施する際の注意点を解説
感染症拡大の影響を強くうけた2020年以降、一気に身近になった「配信コンサート」。
外出がままならなかった時期の楽しみとして、配信コンサートを視聴したことがある人も多いことでしょう。
ここでは、配信コンサートのメリットや、実際に配信コンサートを取り入れる際の注意点について解説します。
配信ライブのメリット
リアルタイムでパフォーマンスをする様子が放送される「配信コンサート」。
動画や音源のようにどこでも視聴できる気軽さがありつつも、収録したものを流すのではなく実際にその時間に演奏をしているため、生のコンサートに近い臨場感も味わえます。
「コンサート会場が遠くて、いつも行くのを諦めていた」という人でも気軽に楽しめるのが、嬉しいポイントです。
チャットでメッセージを送るのは配信コンサートならではの文化であり、演奏者がリアクションをくれることも。
また、イベントに音楽パフォーマンスを入れたい場合、演奏者に出張してもらうには交通費や移動時間がかかりますが、配信コンサートであれば移動時間や費用の負担を減らすことができます。
配信コンサートをおこなう際の注意点
気軽に音楽やパフォーマンスを楽しめる、配信コンサート。
イベント会場に演奏者を招くのではなく、ライブ中継を繋ぐパターンもありますが、その際にはいくつか注意点もあります。
配信コンサートを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
聴く側にも、それなりの機材準備が必要
配信コンサートを存分に楽しむには、配信する側の演奏者だけでなく、聴く側にもそれなりの機材準備が必要となります。
ひとりで鑑賞するならスマホでも十分ですが、イベントやレクリエーションの場に配信を繋いで大人数で鑑賞をする際には、プロジェクターやスピーカーなどの機材が必要です。
インターネット接続や機材・視聴ソフトの扱いに慣れていないと余計に手間がかかったり、機材のチョイスによっては画質・音質が悪かったりと、実際の演奏よりもクオリティが低く聞こえてしまう可能性もあります。
機材や通信トラブルが起こりがち
配信コンサートは、インターネットを通じておこなうものです。
事前にテストをしていても、通信や機材のトラブルによってスムーズに開始・視聴をできないということも、よくあります。
また、音に対して映像が遅延してしまい、動きと音が噛み合わなくなる「音ズレ」が発生することも、めずらしくありません。
生演奏のような臨場感は得にくい
配信コンサートは録画ではなく、リアルタイムでの演奏ではありますが、そうはいっても一体感・臨場感はなかなか得にくいもの。
チャットやリアクション機能を駆使すれば配信ならではのムードは作れるものの、大勢で一緒に歌ったり手拍子をすることはできないので、見ている側としても「盛り上がりに欠ける」と感じることがあります。
せっかく音楽を取り入れるなら、やっぱり生演奏!生演奏依頼ができる「出張演奏」のサービスについて
音楽を取り入れて、イベントやレクリエーションをもっと盛り上げたい。
そして、ゲストにより楽しんでもらい、満足してほしい。
そのように考えているイベント企画・運営者さんには、出張演奏サービスがおすすめです。
「出張演奏」とは、お客さんのもとまで演奏家が出張して生演奏を披露してくれるサービスのこと。
たとえば、以下のようなシーンで出張演奏サービスを活用できます。
- 地域や商業施設などのイベントで、お客さんの心を掴むパフォーマンスしてほしい
- 高齢者施設のレクリエーションで、音楽を取り入れてみたい
- 結婚式やパーティのBGMを、よりリッチにしたい
- 保育園や学校などで、子どもたちに本格的な生演奏を聴かせたい
演奏曲目や楽器についてのリクエストを受け付けている音楽事務所も多く、イベントの趣旨に合わせて演奏内容をカスタマイズできるのも、大きなメリットだといえるでしょう。
演奏依頼・出張演奏サービスを利用してみたい!…でも、一体どうすればいいの?
せっかくイベントに音楽を取り入れるなら、生演奏を検討してみるのはいかがですか?
今ではコロナ禍も落ち着き、大勢で盛り上がったり、参加者全員でその場の雰囲気を一緒に体験できたりする機会も増えています。
生演奏にはただ「演奏を聴く」以外にも魅力がたくさんあるのです。
イベントへの生演奏依頼や出張演奏を検討している人には、LiveDeliがおすすめです。
LiveDeliでは、演奏のほかにMCもまるっとお引き受けています。
在籍中のアーティストは、皆演奏だけでなく、生のコンサートでお客さんを楽しませることに長けている実力派。
また、生演奏なら面倒な機材セッティングなどが不要なのも、大きなメリットです。
また、LiveDeliでは面倒なやり取りは可能な限りカットし、見積書・請求書などの書類はシステムで自動発行。
演奏内容については演奏者と直接やり取りできるのでスムーズに打ち合わせが進み、依頼者さまへ負担がかからないような仕組みづくりがされています。
お見積り・お問い合わせは無料なので、生演奏を検討中の方は下記のフォームからお気軽にご連絡ください。