デイサービスや有料高齢者施設などで定期的に開催される、レクリエーション。
企画・運営を担当している人の中には「次のレクのネタ、どうしよう？」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、高齢者施設で盛り上がるレクリエーションをご紹介！
誰でも気軽に参加しやすい音楽レクリエーションなど、さまざまな内容を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
執筆者：福島 未貴
フリーランスのライター・トロンボーン奏者。 武蔵野音楽大学を卒業後、現在は記事執筆の傍ら演奏活動や音楽レッスンの仕事にも携わっています。 音楽を専門的に学び活動している演奏家ならではの視点から、音楽・演奏にまつわる情報をお届けします。
高齢者施設のレクリエーションとは？
学校や職場など、あらゆる場面でおこなわれる「レクリエーション」。
レクリエーションとは、仕事や勉学などの肉体的・身体的疲れを癒やし、心身ともに元気を回復するために休養をとったり、娯楽を楽しんだりすることを指します。
デイサービスや有料高齢者施設でも、定期的にレクリエーションがおこなわれます。
開催される頻度や内容は施設によって異なり、季節を意識したイベントを開催することも多いです。
高齢者施設でレクリエーションをおこなう理由・目的
高齢者施設でレクリエーションをおこなうことには、どんな目的やメリットがあるのでしょうか。
主に考えられるメリットは、以下のとおりです。
- 楽しみや生きがいの提供
- 体や頭を使うなど、簡単なトレーニング
- 心身のリフレッシュ
- 利用者同士や職員とのコミュニケーション
高齢者施設でおこなわれるレクリエーションの種類はさまざま。
体や手先を動かすことで簡単なトレーニングや心身のリフレッシュになるだけでなく、レクリエーションをきっかけに没頭できる趣味を見つけ、それが生きがいになることもあります。
また、レクリエーションを通して利用者同士や職員とコミュニケーションをとることで、信頼関係を築いていくきっかけにもなるでしょう。
高齢者施設でおすすめのレクリエーション6選
高齢者施設でレクリエーションを担当している人のなかには「次のレク、なにをやろう？」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、高齢者施設でおすすめのレクリエーションを紹介します。
目的・シーン別に紹介するので、利用者の様子に合わせて選んでみてくださいね。
1.身体を動かすレクリエーション
まずは、身体を使うレクリエーションをご紹介。
身体を思うように動かせない利用者も多いため、無理なく身体を動かすことができ、怪我のリスクが低いレクリエーションがおすすめです。
風船バレー
ボールの代わりに、風船を使っておこなう「風船バレー」。ルールは、通常のバレーボールと同じです。
座ったままでOKなので、車椅子の人でも参加できるのが嬉しいポイント。
風船は通常のボールと違ってゆっくりと動くため、急いでボールを追いかける必要がなく、無理なく運動できます。
転倒のリスクも少なく、風船であれば身体に当たっても怪我をする心配もないので、安心して楽しめるでしょう。
ペットボトルボウリング
ペットボトルをピンに見立てておこなう「ペットボトルボウリング」。ボウリングはルールがシンプルなので、誰でも気軽に楽しめます。
ボールを転がすため少し広めのスペースが必要になりますが、椅子に座ったままでもおこなえるので、立ち上がるのが難しい人でも参加しやすいレクリエーションです。
使うものは空のペットボトルとボールだけなので、職員・スタッフの準備が簡単なのも嬉しいポイントですね。
2.手先を使うレクリエーション
手先を使うレクリエーションはリハビリの要素も兼ねており、身体全身を使うのが難しい利用者でも楽しめます。
ゲーム性のあるレクリエーションとは異なり、それぞれのペースで作業に没頭できるのもメリットだといえるでしょう。
工作
高齢者施設で人気のレクリエーションのひとつが、工作。
季節にちなんでリースなどのオーナメントを作ったり、しおりやうちわを作成したりと、参加者それぞれの個性を発揮できます。
オリジナルの作品を作り上げる達成感を得ることができ、イベントが終わったあとも思い出が形に残るのが大きなメリットです。
塗り絵
室内で気軽に楽しめるレクリエーションとして、塗り絵もおすすめ。
最近は「大人の塗り絵」なども販売されており、塗る部分が細かったり絵柄が複雑だったりするので、よい手先のトレーニングにもなります。
季節にちなんだ絵柄は利用者に喜ばれることが多く、特におすすめです。
工作同様、作品として形が残るため、お部屋に飾ったり家族にプレゼントしたりとレクリエーションが終わったあとも楽しめます。
3.音楽レクリエーション
音楽レクリエーションは、身体の自由度に関わらず誰でも参加が可能。
基本的には座って楽しめるので、怪我の心配がないのも大きなメリットです。
ただ音楽を聴くだけでなく歌ったり手拍子をしたり、みんなで参加がしやすいのも魅力といえます。
カラオケ大会
利用者が若い頃に流行った歌謡曲や季節の曲を用いてのカラオケ大会は、とても盛り上がります。
CDを流すのもよいですが、演奏家を呼んで生演奏に乗せて歌うのもおすすめ。
「一度は生バンドで歌ってみたい」という憧れがある人にとっては、とても嬉しい体験になるでしょう。
事前に歌詞カードを配っておくと、全員で斉唱・合唱などもできますよ。
イントロクイズ
曲の前奏のみを演奏し、なんの曲かを当てる「イントロクイズ」もおすすめです。
なるべくみんなが答えられるよう、有名な曲を中心に選曲してみましょう。
早押しクイズ形式にしたり、選択肢を用意して挙手制にしたりすると全員が参加しやすくなります。
景品を用意して勝ち抜き戦にするなどゲーム性を持たせると、さらに白熱すること間違いなし！
施設職員の負担を減らし、クオリティの高いレクリエーションを実現するには？
「利用者に存分にレクリエーションを楽しんでほしい」
「マンネリ化しないよう、毎回の新鮮さを大事にしたい」
そう考えていても、レクリエーションを企画する施設の職員・スタッフの負担は大きく、なかなか実現がしにくいもの。
ほかの業務が忙しくて、レクリエーションの準備に十分な時間が割けないことも多いです。
そんなときは、レクリエーションの企画・実行に長けている外部の講師に依頼するのもおすすめ。
体操や工作の講師を呼んだり、マジシャンなどもパフォーマーにレクリエーションを依頼している施設もありますよ。
音楽レクリエーションには、演奏派遣・出張演奏がおすすめ！
音楽レクリエーションを検討する際におすすめしたいのが、演奏派遣や出張演奏のサービス。
演奏会・コンサートというとお客さん自らが足を運ぶイメージがありますが、出張演奏の場合は演奏者が施設まで出向いて演奏を披露してくれます。
CDやPCから音源を流すのもよいですが、生演奏に合わせて歌ったり手拍子をしたり、間近で楽器を見ることは非日常的で新鮮な体験となることでしょう。
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「演奏依頼を検討しているけれど、どれほど多くの予算はないし……」
「何度も打ち合わせをする時間は取れない！！」
そんな悩みを抱えるレクリエーション担当の人には、LiveDeliがおすすめです。
LiveDeliは高齢者施設での演奏実績も多く、クオリティの高い演奏をリーズナブルな価格で提供しています。
音楽を使ったレクリエーションは、身体を動かしづらい人もそうでない人など、みんなが平等に楽しみやすいのが大きな魅力。
MCによる盛り上げもしっかりとおこなえる演奏者が揃っているので、選曲などの企画から当日の進行まで、まるっとお任せできちゃいます。
通常であればスタッフの手作業による書類発行などのフローをシステムで自動化しているため、迅速かつ低予算でのご案内が可能。
具体的な演奏内容については演奏家と直接メールで相談できるので、リクエストなどご希望がある際もスムーズにやり取りが進むのも、嬉しいポイントです。
生演奏による音楽レクリエーションを検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください！