高齢者施設でよく開催されている、音楽レクリエーション。
みんなで音楽を聴いたり歌ったりして楽しめるため、入居者・利用者からも人気のあるレクリエーションのひとつです。
そんな音楽レクリエーションを開催する際の悩みの種が、選曲。
「どんな曲目を選べばいいの?」「いつも同じ曲になってしまう」とお困りの担当者・職員さんも多いことでしょう。
今回は、高齢者施設でのイベントの選曲のコツについて解説します。
執筆者:福島 未貴
フリーランスのライター・トロンボーン奏者。 武蔵野音楽大学を卒業後、現在は記事執筆の傍ら演奏活動や音楽レッスンの仕事にも携わっています。 音楽を専門的に学び活動している演奏家ならではの視点から、音楽・演奏にまつわる情報をお届けします。
高齢者施設でおすすめな、音楽レクリエーション
多くの高齢者施設では、入居者・利用者に向けて定期的にレクリエーションやイベントをおこなっています。
運動を取り入れたものやゲーム性のあるものなど、さまざまなレクリエーションがありますが、中でも音楽レクリエーションは人気が高く、おすすめな内容のひとつ。
音楽レクリエーションは身体の自由度に関わらずみんなが参加しやすく、参加者全員で歌ったり手拍子をしたりと、会場全体の一体感や盛り上がりも生まれるのが大きなメリットです。
そんな音楽レクリエーションの際におすすめなのが、出張演奏・出張コンサートのサービスです。
プロの演奏家が施設まで来て演奏をしてくれるので、利用者は外出する必要はなく安全・快適にコンサートを楽しむことができます。
音楽レクリエーションでの曲目はどうやって選ぶ?選び方のポイントを解説
「音楽レクリエーションをやろう!」と決めた際に悩みがちなのが、選曲。
どんな曲をやれば利用者・入居者が喜んでくれるのかは、気になるポイントですよね。
ここでは、これまでに多くの高齢者施設から演奏依頼を受けてきたLiveDeliが考える、利用者に喜ばれる楽曲選びのポイントを解説します。
利用者の青春時代の曲を選ぶ
特に盛り上がりを期待できるのは、やはり利用者の青春時代の曲目です。
音楽を聴きながら当時を思い出して懐かしい気分を味わえます。
また、青春時代に繰り返し聴いた曲は歌詞やメロディをよく覚えている人も多く、音楽に合わせて一緒に歌ってくれるなど、喜んでもらいやすいというメリットも。
ひとくちに「青春時代」といってもどの年代を指すのかは利用者によって異なりますが、2024年現在で高齢者施設を利用している人の年齢から考えると、1950〜60年代の楽曲がおすすめです。
映画で使われたクラシック音楽やJazzも人気
クラシック音楽は、歌謡曲や演歌などと比べるといわゆる「流行り」といった感覚が薄いジャンルです。
そのため、幅広い年代の人に楽しんでもらいやすいのがメリットだといえます。
1950〜60年代はJazzが特に流行した年代でもあり、日本の喫茶店などでもJazzが親しまれていました。
さらに、1950年代の日本は映画の全盛期ともいわれています。
当時の映画の中で使われていたクラシック音楽やJazzの楽曲を音楽レクリエーションの場で演奏すると、喜んでもらえることでしょう。映画で聴いた音楽を、プロ奏者による生演奏で聴く感動は格別です。
日本のうたや季節のうたもおすすめ
「ふるさと」や「富士山」をはじめとする日本のうたや、「さくらさくら」「夏の思い出」などの季節にまつわる歌も、音楽レクリエーションの定番といえます。
多くの人が小さい頃から親しんできた楽曲のため、年代を問わず楽しんでもらいやすい音楽ジャンルのひとつです。
「歌詞はうろ覚えだけど、メロディは分かる」という人も多いので、事前に歌詞カードを用意しておけば一緒に歌ってもらえるでしょう。
「昔の曲ならOK」ではない!高齢者施設での音楽選びの注意点
ここまでに、高齢者施設でのイベントにマッチした楽曲選びのコツを解説しました。
「利用者の年齢に合わせて」「みんなで楽しめる曲を」というのが重要ですが、注意すべきポイントもあります。
ここでは、高齢者施設での音楽選びの注意点を解説します。
童謡や唱歌ばかりはおすすめできない
童謡や教科書に載っている唱歌は認知度も高く歌いやすい楽曲も多いため、つい多く取り入れたくなりますよね。
しかし、コンサートのプログラムがそればかりに偏ってしまうのは、おすすめできません。
いわゆる子ども向けのような曲が多いと「子ども扱いされている」と、入居者・利用者に不快な思いをさせてしまう可能性もあります。
「演奏したらダメ」ということではありませんが、ほかの楽曲とのバランスを考えながら適度に取り入れていきましょう。
最近の曲も、適度に混ぜるのがおすすめ
「高齢者」といっても施設を利用している人の年代はさまざまなので、なるべく偏りがないように選曲するのがおすすめ。
高齢者施設での演奏となると、つい利用者の年代に合わせて古い楽曲ばかりを選びがちですが、最近の曲も適度に織り交ぜてみましょう。
CMやテレビドラマなどで使用されている楽曲であれば、最新の曲でもよく知っている入居者・利用者も多いです。
「高齢者」といっても施設を利用している人の年齢はさまざまなので、なるべく年代に偏りが出ないように選曲するとよいでしょう。
利用者・入居者が好きな楽曲を、ぜひ生演奏で!でも、依頼するにはどうすればいいの?
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