一生に一度のビッグイベントともいえる、結婚式。
そんな結婚式をより思い出深いものにしようと、オリジナリティを求める新郎新婦は多いもの。
そんなときに、ぜひこだわりたいポイントが音楽です。
ただ好きな曲・思い出の曲の音源を使用するだけでなく、生演奏で取り入れることによって、より感動が広がります。
そこで今回は、結婚式で生演奏を取り入れる際におすすめの楽器や曲目について解説します。
執筆者：福島 未貴
フリーランスのライター・トロンボーン奏者。 武蔵野音楽大学を卒業後、現在は記事執筆の傍ら演奏活動や音楽レッスンの仕事にも携わっています。 音楽を専門的に学び活動している演奏家ならではの視点から、音楽・演奏にまつわる情報をお届けします。
結婚式で、個人で生演奏依頼ってできるの？演奏家を自分で手配する「持ち込み演奏」とは
これから結婚式を控えている新郎新婦のなかには「結婚式に生演奏を取り入れてみたい」「でも、個人でも演奏依頼って可能なの？」と疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。
結婚式場提携の演奏家が演奏するのがスタンダードではありますが、個人でも演奏依頼は可能です。
自分で音楽事務所や演奏家を手配することを「持ち込み演奏」といいます。
個人で演奏家を探すには、知り合いのツテをたどって演奏家に直接依頼をしたり、インターネットで個人のお客さんからの依頼を受け付けている音楽事務所を探したりする方法があります。
個人で結婚式の生演奏を依頼する方法や、演奏依頼の際の手順などは過去に記事でも解説しているので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
参考記事：結婚式に生演奏を入れたい！個人で依頼する際の方法と、おすすめのシーンを紹介
プロ奏者へ演奏依頼をするには？依頼方法や手順・プロ奏者に依頼するメリットを徹底解説！
結婚式に似合う楽器って？感動シーンを盛り上げるおすすめの楽器を紹介
結婚式で生演奏をおこなう際、楽器選びは重要なポイントです。
とはいえ、初めての結婚式・初めての演奏依頼だと、どのように楽器を選べばよいのか自分ではなかなか判断がつかないことですよね。
ここでは、結婚式に似合うおすすめの楽器をご紹介します。
ヴァイオリン、ハープなどの弦楽器
まずおすすめしたいのが、ヴァイオリンやハープなどの弦楽器。優美で繊細な音色がブライダル演奏にもぴったりです。
音色だけでなく、見た目も優雅で上品な印象があるため、特に神聖な雰囲気のある挙式シーンにもよく合います。ラグジュアリーな雰囲気もありパーティー演奏でも人気の楽器なので、挙式だけでなく結婚披露宴でも活躍できますよ。
また、結婚式というとステンドグラスや天使のオブジェなど、教会のイメージがありますよね。
特にハープは天使が弾いているイラストを連想する人も多いのではないでしょうか。こういった面からも、ハープは結婚式の雰囲気と相性抜群の楽器だといえます。
聖歌隊
結婚式といえば讃美歌を歌うシーンもあり、聖歌隊の存在は欠かせません。
聖歌隊が活躍するのは披露宴ではなく、挙式です。挙式にもさまざまなスタイルがありますが、牧師さんが進行を務める「キリスト教式」での挙式の際には、参列者全員で讃美歌を歌うシーンがあります。
一般的に、持ち込み演奏はチャペルでおこなわれる挙式よりもその後の披露宴で取り入れられることが多いため、個人で聖歌隊に演奏依頼をするケースは、そう多くないといえます。とはいえ、聖歌隊はブライダル音楽の定番であり、なくてはならない存在です。
トランペット、フルートなどの管楽器
きらびやかな見た目でインパクトのあるトランペット・フルートなどの管楽器も、ブライダル音楽におすすめの楽器。
迫力のあるトランペットの演奏は新郎新婦入場前のファンファーレにぴったりであり、フルートの上品な音色は挙式中・披露宴中のBGMとしても活躍できます。
特にお祝いムードが強い披露宴では、管楽器の豪華な演奏が入ることでさらに盛り上がりますよ。
ただし、管楽器は弦楽器や聖歌隊に比べると音量が大きい楽器が多く、式場によっては演奏NGな場合もあります。
持ち込み演奏を検討する際には、必ず担当のウェディングプランナーさんに相談・確認をしてくださいね。
結婚式の定番！演奏すると盛り上がるおすすめの曲目って？
せっかく結婚式に生演奏を取り入れるなら、曲目にもこだわりたいですよね。
まずは、結婚式での定番の曲目をご紹介します。スタイルにもよりますが、チャペルで行われる挙式では以下のようなクラシック音楽が用いられることが多いです。
- 「真夏の夜の夢」より結婚行進曲／F.メンデルスゾーン
- アヴェ・マリア／F.P.シューベルト
- 愛の挨拶／E.エルガー
- カノン／J.パッヘルベル
- 愛の夢 第3番／F.リスト
- 組曲「くるみ割り人形」より花のワルツ／P.チャイコフスキー
披露宴ならクラシック音楽以外もOK！思い出の曲を選んでみて
クラシック音楽だけでなく、ジャンルを問わず新郎新婦の思い出の曲をチョイスするのもおすすめ。
挙式ではスタイルに合わせて音楽が決まっていることが多く、特にキリスト教式ではクラシック音楽が多く取り入れられます。
しかし、披露宴ではジャンルに関係なくいろいろな曲を取り入れやすいのが嬉しいポイントです。
クラシック音楽以外の人気曲は、以下のようなものがあります。
- 家族になろうよ／福山雅治
- ハピネス／AI
- 恋／星野源
- 愛を込めて花束を／Superfly
- 115万キロのフィルム／Official髭男dism
- One Love／嵐
- Love so sweet／嵐
ぜひ好きな曲で、最高の思い出になる結婚式をつくってみてくださいね。
でも、結婚式での楽器・曲選びって難しそう…手軽に頼めて、相談もできるところはないの？
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楽器や曲目選びの相談にも乗ってくれ、結婚式当日ににうかがう演奏家と直接メールでやり取りができるので、「こんなことってできるのかな？」という疑問点も聞きやすいのが、嬉しいポイントです。
対面で何度も打ち合わせをする必要もないので、結婚式の準備が忙しい新郎新婦にもぴったりです。
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